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MLM系と自己啓発系の結婚の功罪

ゆみこさん関連画像1

「そう。自己啓発系ビジネスの問題は、それがマルチ・レベル・マーケティング系のビジネスと融合しやすい、ということよ。」


ゆみこさん関連画像1

「たしかに、自己啓発家っていのうは【成功する方法】を教えることを売りにしているから、彼ら自身が彼ら自身のセミナーや教材を売ることに失敗したら、つじつまがあわないわね。

それに、高額なセミナーを販売する、というのも【顧客単価を上げる】【そのために商品価値を高める】というマーケティングの原則にはあっているわ。


現に、ダン・ケネディというマーケッターは、一時間何十万円のコンサルティングをしているし、それ(高価なサービスを売り込むこと)に成功していることこそが、自分のマーケティングテクニックの有効性を証明している、という態度を取っているわね。

同じような論理で自己啓発系ビジネスで大成功しているのがアンソニー・ロビンスね。もちろん、彼自身が自己啓発系ビジネスで成功しなければ、そもそも成功を語る資格が無いわけだから、アンソニー・ロビンスが成功しているのは当然だけど・・・。

で、ビジネス系のセミナーでは、【売ることによって成功する】というのが重要なテーマだから、コミッションでセミナーの勧誘をさせる、ということを行うことは理屈ではあっているけれど、マッチ・ポンプのようなもので、評判を落とす原因になっているわね。

また、【受講生に勧誘させること】を目的としてセミナーを開催して、朝鮮戦争時の中国軍よりも露骨な洗脳・誘導テクを使うことによってセールスマンを作り上げて一種のマルチ・レベル・マーケティングと化してしまった悪質セミナーもあって、一時期悪評をかこったわ。これらは、自己啓発云々という以前に違法な悪質商法だから、気をつけることね。

ただ、マルチ・レベル・マーケティング(MLM)そのものを嫌う前に、なぜ一般の【良識的な人々】だの【政府】だのがそれらを嫌うのか、というのを理解しておいたほうがいいわね。


かのロバート・キヨサキも合法的なMLMは、セールス・スキルを磨くという目的で参加することを勧めている。また、MLMで有名なアムウェイは、(あのライブドアに批判的な)経団連の立派なメンバーなわけよ。つまり、MLMでもキチンとやれば、嫌われていても、立派なビジネスになるってことね。


そのことの是非の判断は置いておいて、マルチ・レベル・マーケティングやねずみ講が嫌われるわけだけれど、それはね、MLMやねずみ講が、資本主義のシステムそのものを体現しているからよ」


マユ先生関連画像1「そ、それは過激なアイデアね・・・」


ゆみこさん関連画像1「でもね。宗教紛争を見てみて。【嫌いあう体制】っていうのは、【同じ枠組みの中】で、争っているわ。たとえば、日本人とムスリムだったら、日本人は大抵【無宗教の信者】だから、教義上の争いは起こらないけれど、イスラム教とユダヤ教とキリスト教だと、同じ神さまを信奉しているからこそ、ガチでの紛争が起きてしまうわけよ。


麻薬がなぜ規制されるのか?


売春がなぜ規制されるのか?


というのを同じ枠組みから考えてみても面白いわね。


MLMっていうのは、販売員が販売員を獲得して、その販売員がさらに販売を獲得して、で、それぞれの販売員が獲得した利益が順番に上のほうに行くっていうわけね。


だからこれを【Pyramid Scheme】とも呼ぶわね。


でもこの構造は別にMLMに限ったことではないわ。


たとえば、ソフトウェアの小売業者とソフトウェアの卸問屋とマイクロソフトをウィンドウズの流通という形で結んでみると、ものの見事にピラミッドが描けるわ。


あるいは、税金とその分配という問題を考えてもいいわね。もちろん、ここでは【政府】こそが一番上に来る。

一方で、マイクロソフトも消耗品の購入や外部企業からのサービス導入で他のピラミッドの下辺構造を支えている。

つまり、今の世の中は、さまざまピラミッドをお互いが支えあうことによって成り立っているわけね。だからこそ、【政府】や【大企業】といった常にピラミッドの頂点に立つ存在は、環境に配慮したりチャリティを行ったり安全保障を提供したりして、【公共】の役にたた無いといけないわけよ。


で、たとえば悪い意味での共産党独裁体制だと、技術の立ち遅れや上層部の腐敗によって必要十分な安全保障を提供できずに次々に崩壊して言った。だからこそ、西側諸国(アメリカも含めて、実質的には社会主義政権)は共産主義独裁政権を嫌ったわけね。言ってみれば、【不良ピラミッド】だから。

一般的に、MLMに人々が感じるある種のいかがわしさっていうのは、【優良ピラミッド】から見ての【不良ピラミッド】への嫌悪感なわけよ。だから、多少割高でもきちんと価値を提供できるMLM型のビジネスは嫌われても生き残るし、そうでないMLMは破産してしまうわけね。普通の企業と同じに。


で、ねずみ講っていうのは、その【ピラミッド構造】をなんの価値も提供しないまま無制限に増殖させる構造、いってみれば資本主義の【バグ】もしくは【癌】みたいなものなのよ。だから、MLMは多くの国で一定の条件の下に合法とされていても、ねずみ講のほうは違法とされる。

と、はなしがずれてしまったけれど、ここで、MLMシステムにとって一番重要なことを考えて見ましょう。

・・・そう、販売員のモチベーションとスキルね。そして、自己啓発というのは主にビジネス・人生上の成功をモチベーションとスキルによって達成するという考え方。

双方が相思相愛の仲になるのに、時間はかからなかったと思うわ。


ここに、MLMと自己啓発のごく自然な結婚が起こったわけね。
そこから、【洗脳系自己啓発セミナー】


これらの反省からか、最近の自己啓発は、

【成功哲学】
【経営ノウハウ】
【NLP(Neuro Lunguistic Programming)】
【コーチング】
【成功心理学】

といった分野ごとへの専門化と、


【セミナーによるビジネスモデルの構築】
【それらDVD化などによるビジネスモデルの構築】
【CD・本などの通信講座などによるビジネスモデルの構築】


へと移行しているわ。また、過去の流行期にあるていど淘汰されたから、【価値】をもった講座が生き残っているといってもいいでしょうね。

ただ、またまた流行期に入れば粗製濫造したセミナー・講座などが増えてくるでしょうから、注意が必要よ。


というわけで、次には【良い自己啓発】と【悪い自己啓発】の見分けかたね」

マユ先生関連画像1「・・・・・出番が無かった・・・」



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